「不幸な犬猫を救いたい」とボランティア活動を始めた方は全国に大勢います。
今回は、そんな思いに駆られた方が作成した映画が完成し、話題になっています。
その映画の題名は「犬と猫と人間と」。

[ホームページに紹介されているイントロを紹介します]

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一人の猫好きのおばあさんの「不幸な犬猫を減らしたい」という思いから、この映画は生まれました。そして、犬と猫をめぐる旅が始まります。完成までには4年が費やされました。監督は、ドキュメンタリー映画『あしがらさん』で路上に生きる人々に寄り添った飯田基晴。犬と猫が歩くような低い視点から、人と犬猫の関係をしっかり見つめます。映し出されるのは、鉄柵の向こうから悲しげな目で見つめる犬、行政施設に持ち込まれる生まれたばかりの子猫たち。更には、動物愛護先進国・イギリスの姿、捨てられた命を救うため奮闘する人々の苦悩。でもそんな重苦しい現実の合間に描かれる、動物たちのほのかなユーモアが心をほぐしてくれます。

動物には関心がないというひともいるかもしれません。でも、捨てられた命を懸命に救おうとする子どもや大人の姿から見えるのは、「いのち」への愛情です。捨てる人たちも、動物が嫌いな訳ではありません。そして、動物の処分を担う人たちにもまた、愛情があります。それは私たち人間が抱えるエゴと愛。捨てるのも人間なら、救うのもまた人間です。「犬と猫と人間と」からは、知られざる多くの現実の先に、「かわいそう」という感傷を乗り超える、ささやかな希望がみえてくるはずです。
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2009年10月10日から、全国で順治公開されます。
詳しくは、ホームページを見てください。